保有株レビューで、失敗ケースを二つ。
レーサム(8890)とハブ(3030)が、買値より株価が下落した2つのワーストケース。
振り返って、何が問題だったかを考えてみた。
【失敗ケース】レーサム(8890)
コロナ下落前の2020年1月に購入。
その後一旦株価は回復するも、下落トレンドでのままで、2021年10月5日終値で765円。
購入単価は986円なので、-22%株価は下落した。
購入時のPERは4倍台でかなりの割安。
業績もコロナ下落前までは売り上げも伸びていて悪くなかった。但し当期利益は横ばいだった。
2020年1Q以降は、コロナの影響で業績は悪くなり、それに伴い株価も下落傾向。
購入時点では、業績も悪くなくPERも割安で、大きなリターンが見込めると判断していたが、コロナの影響により業績が悪くなり、想定通りには行かなかった。
業績が悪かった割には株価の下落幅はそれ程大きくなく、元々割安だったことが幸いしていると思う。
今後以前の業績に戻れば、株価も回復すると思うので、保有を継続するつもり。
【失敗ケース】ハブ(3030)
コロナ下落前の2020年1月から2月にかけて購入(購入単価937円)。
株価は一時522円で、購入単価より44%下落した。
その後株価はじわじわと上がるが、買値までは戻していない。
ハブは英国風PUBチェーンで、コロナの影響をまともに受けて、2020年度は赤字決算となっている。
購入時のPERは21倍で、決して割安ではなかったが、2020年2月期の決算まで、売り上げは順調に伸ばしていた。
まだ業績はコロナ前まで回復していないが、コロナ後の業績回復を期待して株価は徐々に戻している。
失敗要因
どちらも2020年3月のコロナの影響による株価下落前に購入している。
レーサム(8890)は、コロナによる株価下落後、一旦株価は回復するが、その後も株価下落のトレンドは変わらず、じわじわと株価を下げた。
ハブ(3030)も、コロナの影響により業績が悪くなり株価も下落したが、コロナ後の業績回復期待で、株価はじりじりと上げている。
どちらのケースもコロナの影響を大きく受けたための失敗で、現時点では-22%と-17%の含み損を抱えているが、今後コロナの影響が無くなり業績が回復すれば、株価は買値まで戻ると考えている。
数年後には含み損が無くなり、失敗ケースではなくなるかもしれないが、失敗したとしたら、ハブ(3030)の株価が下落した時に、買い増ししなかったことかも知れない。
まとめ
含み損となっている事は失敗ケースだが、どちらも数年後には含み損は解消されると考えている。
もし本当の意味で失敗と考えるならば、直ぐに損切する必要があるが、スロー親父は保有継続の判断なので、そういう意味では、失敗ケースではないかも知れない。
【関連記事】