2021年4月30日に5年後株価を2491円と想定したが、約11か月弱で想定価格に達した。
2022年3月17日終値で2486円、高値で2503円であり、5年後の想定が1年以内に達成されてしまった。
2021年4月30日の想定と何が違ったのかを分析してみたい。
2021年4月30日の想定
2021年4月26日に本決算発表があり、2021年3月期決算は売上で前年度比-3.1%の464億円、当期利益で前期比-3%の30億円であった。
実績に基づき、2022年3月期の業績を売り上げ2.5%増の476億円、当期利益を29憶円と想定した。
売上高に対する当期利益率は6.2%、PERは12倍の想定で5年後株価を2491円と想定した。
4月30日の終値1703円からは46.3%増となる。
想定との違い
想定との違いは、売上高が前期比で2.5%と想定したが、3Qまでの実績で6.6%と倍以上だった。売上高に対する当期利益率も6.2%ではなく、7.2%であった。
EPSが188円の想定が235.9円と大幅に増加した。
会社予想に対しては、売上高は510憶円の予想が495憶円と減収だが、当期利益は会社予想の36憶円に対して37憶円となっている。
まとめ
JFEシステムズの業績は、前期比に対して増収増益であるため、業績に応じて株価も上昇し、5年後株価予想は、1年弱で達成された。
PERは10倍程度なので、このままの業績が継続されるならば、未だ割安と言える。