2020年11月に電源開発(9513)の5年後株価を47%増加の2161円と見積もり(株価1465円の時)、4か月後の2021年3月には1912円の30%上昇になったと報告したが、更にそれから4か月過ぎた7月現在1600円台に下落している事について報告したい。
2020年11月の5年後株価見積もりについては、「電源開発(Jパワー)・9513の5年後株価は?」を参考に。
2021年3月の株価のその後については、「電源開発(Jパワー)・9513の株価その後」を参照。
想定シナリオの結果
「電源開発(Jパワー)・9513の株価その後」の3つのうち、このシナリオになる要因は見つけられないとした下落シナリオに、現在なっている。
株式はいつも想定通りにはならないと改めて思い知らされた。
要因は見つけられないとした下落の理由
株価下落の直接要因は、2021年3月期の本決算発表(4月30日)によるもので、売上高は前年比でやや減少しただけだが、当期利益は半分近くに落ち込んだため。
では何故、売り上げはそれ程変わらないのに、当期利益が大幅に落ち込んだのか?
経常利益が780億円から609億円に22%減少しているのに対して、当期利益は422億円から223億円に47%減少している。
連結損益計算書を見ると、大きな違いは法人税等合計が大きく違っているが、その理由についてまでは、残念ながらスロー親父には解明できない。2020年12月後半から2021年1月の電力販売価格の高騰に関係しているのだとは思うのだが。
5年後株価の修正とスロー親父の対応
電源開発の5年後株価は、2021年4月30日の決算発表の結果をもとに2161円から1956円に下方修正する。
修正点は、売上高成長率を2%から1%へ、売上高に対する当期利益率を、5.9%から4.1%に下方修正。
決算発表を見て、スロー親父は電源開発の保有株を半分に減らした。1700円で売却出来たので、今後底を確認して1700円以下で買えるならば、買い戻ししたい。
まとめ
・電源開発はまさかの利益減少で、株価も下落。
・株価の変動は、いつでも想定外のことが起きる。
・安定した業績と考えていた電源開発だが、それでも今回の利益減少は一時的なものと考え、ポジションは半分に減らして様子を見ることにした。
参考: