原油ETFのリスク

資産運用
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いつもワクワクを追い求めているスロー親父です。

新しい経験にいつもワクワクさせられるとは限らない。今回の原油先物価格の急落にともなう、原油ETFの暴落も、スロー親父にとっては初めての経験だったが、ワクワクとは程遠い、真っ青な景色を見せてくれた。

原油価格が20ドル台になり、どう考えても生産コスト割れ、特に米国のシェールオイルは壊滅的な打撃を受けることは必至で、それを考えれば少し時間はかかっても原油価格が30ドルから40ドルへは、いずれ戻ると確信した私は、原油ETFの買いに走った。

ETFであれば株式と同じように購入できて、持ち続けて原油価格が戻れば利益を得られることは間違いないと考えていたのだが、世の中リスクのない絶対儲かるなどということは無いと改めて思い知った。

原油価格の下落とともに原油ETFの価格は下がったが、WTI先物価格がマイナスになった時にETFの価格がマイナスになることはなかったが、WTI先物価格が回復してきても、なかなかETFの価格は上昇しない。これはETFは原油先物を限月に合わせて買い替えるため、コンタンゴと呼ばれる遠い先物ほど価格が高い状態だと、買い替えるたびに損失が生じる。

この様なリスクを理解せずに手を出すと、火傷することになる。何事も経験と割り切りたいスロー親父でも、今回の経験はかなり痛い経験となった。原油ETFの価格は底値は過ぎたが、なかなか価格が回復しない。

今後どのぐらいの期間で、どの程度まで価格が戻すのかは全く予想できないが、ETFが上場廃止にならない限り持ち続けて、この経験を忘れないようにしたい。いつの日か、いい経験だったと笑って得る日が来ることを信じて、毎日スロー親父はワクワクを追い求めている。

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