原油ETFで大失敗

失敗談

いつもワクワクを追い求めているスロー親父です。

2020年3月の原油価格暴落でチャンスと考え、原油ETF買いに走り、その後4月に原油先物価格がマイナスになる地獄の経験をして、原油ETFは回復するも、原油価格の上昇程は回復していない。スロー親父の失敗の現状と今の考えを記録しておきたい。

原油ETF購入の現状

今年の3月にWTI原油先物価格が50ドル台から20ドル台に急落した時に、これはチャンスと考え、原油ETFの購入に数回に分けて行い、平均の取得価格は151円となっている。購入したのはNF野村原油インデックス連動型。

当然WTI原油先物価格が、50ドル台に戻せば原油ETFも戻るものと思っていたのが、大失敗の理由だった。12月現在48ドルまで戻しているが、NF野村原油は110円台のままである。

NF野村原油価格の推移

原油ETFの価格がWTI原油先物と比例して戻らない理由は、原油ETFのリスクで書いた通りで、ETFは原油先物を限月に合わせて買い替えるため、コンタンゴと呼ばれる遠い先物ほど価格が高い状態だと、買い替えるたびに損失が生じるためである。

実際のNF野村原油の価格とWTI原油先物の価格をプロットすると、図のようになり、NF野村原油の価格が150円に戻るには、WTI原油先物価格が60ドル以上になる必要があることが分かる。

しかしこれも順調に原油先物価格が上昇していった場合であり、途中で急落した場合は、また新たにより価格の低いトレンドラインとなるため、WTI原油先物価格はより高い価格まで回復する必要がある。

今後どうするか?

さて今後どうするかだが、スロー親父の方針は長期保有でじっくりとと、言いたいところだが、原油ETFは長期で保有すればするほど不利だ。

依然含み損は抱えているが、今後価格が回復して大幅な利益が得られる可能性は残念ながらかなり低い。早めに損切して、その資金を別の期待できる株に投資した方が良いと考える。

来年早々少しずつ売却してゆくことにしたい。スロー親父の損切はやっぱりスローなので、全部売却するには最低数か月かかることだろう。

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