株式投資【スロー親父の振り返り・その2】

資産運用

T証券会社の口座での売買を振り返りに引き続き、S証券会社での売買を振り返ってみた。

S証券会社での取引は、2018年からで、特に2018年6月以降頻繁に売買を繰り返している。S証券での売買は現在も行っているが、頻繁に売り買いを繰り返していたのは、2020年3月の新型コロナによる株価急落前までで、その後は投資方針を大きく変えて、基本買った株は中長期で保有することにしたので、売り買いの件数は大きく減少した。

また、この期間は信用売りも行っていた。

振り返りその1のT証券会社での売買とも、期間は約2年間重複している。

S証券会社での、2018年から2020年3月までの株式売買状況

2018年の現物の売買合計は、2000万円で、信用による売りと買い戻しの合計も1200万円。

2019年は、現物売買金額の合計が1850万円で、信用による売り買い金額合計は2000万円。

2020年の、現物売買金額合計は600万円で、信用による売り買い合計は60万円。

1件当たりの売買金額は約20万円程度なので、2000万円だと100件の売買を行ったことになる。

S証券会社での売買による損益の結果

2018年は15万円の利益

2019年は5万円の損失

2020年は2.6万円の損失

3年間の合計の損益は、7.5万円の利益という悲惨な結果であった。プラスだったのが、せめてもの救い。たった、3年間で7.5万円の利益を出すために、チャート分析などに多大な時間を費やした。

スロー親父にとって、年間100回も売買を繰り返すやり方は、全く時間と労力の無駄であった。3年以上かけて自分の投資スタイルの間違いに気づくとは、遅すぎるのかあるいは3年で気づいて良かったと言えるのか。

S証券会社での売買の振り返りからの学び

短期間(数日から数か月)でのトレードは、スロー親父には向いていない。

何故短期トレードに向いていないかを考えてみると、株の売買はギャンブル性があり、売買自体が精神の高揚をもたらす。一種の麻薬のようなものとなり、売買の際の冷静な判断が出来なくなる

3%程度のロスカットを設定して、大きな損失を避けようとしていたが、実際には急激な株価急落には3%の歯止めは効かずに、10%以上の損失を出すことがあった。あるいは、ちょうど3%えロスカットされた後に、株価が回復する、所謂ふるい落としにかかることもしばしばだった。

時折、10万円以上の利益を上げることもあったが、短期トレードではそれ以上の利益を1回のトレードで得ることは余りなく、資産が増えないことに精神的にイライラして、やはり判断を間違いルールを破ってしまったりした。

現在は中長期トレードで、日々の株価の変動に惑わされることもなく、いつも正しい判断が下せるとは限らないが、おおよそのケースで、妥当な判断が出来ていると思う。

また、株式投資に費やす時間も大幅に減り、生活が充実して精神的にも安定している。それによって、じっくり株価が戻るのを待つことが出来るようになり、利益幅を大きくすることが出来るようになった。

まとめ

・短期トレードは、精神的に不安定さをもたらし、売買に対して冷静な判断を下せなくなる

・3年以上の経験を経て、スロー親父が出来る投資スタイルは、業績評価に基づいた中長期投資であることに気づいた。

株式投資【スロー親父の振り返り・その1】

株式投資【スロー親父の振り返り・その3】

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