グロース株とバリュー株、これからはプチグロース株じゃないかな?

資産運用

一般的にPERやPBRなどの株価指数が高くて、配当利回りが低い銘柄群をグロース株、PERやPBRが低く、配当利回りが高い銘柄群をバリュー株というが、スロー親父の保有株は、圧倒的にバリュー株主体のポートフォリオとなっている。

下落リスクが低くて、持ってて安心なバリュー株だが、グロース株のような株価急騰の可能性も低く、面白みに欠ける。そこで安定重視のスロー親父は、プチグロース株を狙ってみた。

プチグロース株は、バリュー株の様にPERやPBRが低いが、業績はグロース株ほどではないが成長している銘柄で、今のところ人気が無いため株価は横ばいの株。スロー親父がこれはニッチな株ではと考えプチグロースと名付けた。

保有しているグロース株の例はスシロー(3563)

スシロー株価推移

PERもPBRも高く、普通に考えれば買われすぎで割高と思えるが、それでも株価は上昇を続ける。

新型コロナの影響で、流石に2020年3Q決算は落ち込んだが、2020年本決算では早くも回復し、2021年9月期の決算予想も、売上高で前期比22.3%増、当期利益で前期比62.6%増を見込んでいる。

スシロー四半期業績推移

スシローは家族層に人気で、新型コロナが流行している現在でも客の入りは良好だ。株主優待の魅力もあり、人気度の高い銘柄なので、グロース株というより、人気株と言えるかもしれない。PERがどうのこうのと言っているようでは、買えない銘柄だ。

保有しているバリュー株の例は清水建設(1803)

清水建設株価推移

安定した業績だが、PERもPBRも低い。配当は2020年は38円だったのが、2021年は24円に減配される予定。配当利回りも4.9%から3.1%に下がる。

バリュー株は業績が横ばいかやや下降気味で、人気が無いためPERとPBRが低い。ただし株価がもともと低いため下落リスクも低い。一旦業績が上向いた場合、安い株価で購入していれば、相当の利益が得られるが、それが何時になるかは分からず、長期保有が必要条件だ。

プチグロース株は、バリュー株とグロース株の隙間を狙ったニッチ株

スロー親父が保有する銘柄のうち、プチグロース銘柄と考えているのは、以下の表に示す8社だ。

プチグロース銘柄

PERとPBRが低く、配当率が高い。業績はプチ成長で株価はどれも横ばいが多いが、パルGHD(2726)は、1月13日の決算発表後14日から株価は上昇している。

グロース銘柄は多くあるが、どれもPERが高く手が出しにくい。バリュー銘柄も沢山あるが、株価も低迷でいつまで待てば良いか分からない。

一方プチグロース銘柄は、大幅な株価上昇は期待できないが、中長期で保有すれば、かなりの確率で株価上昇が見込める

まとめ

グロース株とバリュー株は、どちらもメリットデメリットがあり、個人のリスク許容度で選べばよいが、スロー親父の様に中途半端で、リスクも取りたくないがある程度のリターンを期待したい場合、プチグロース株を狙うのも良いかも知れない。

株価が上昇トレンドにある今は、急騰する銘柄も多く、プチグロース銘柄では機会損失の様な気もするが、そこはぐっと堪えて自分の方針を貫きたい。

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