原油ETFでの本当の失敗原因は何?

失敗談

原油ETFについては、これまで関連記事を3つ書き、そのリスクと失敗例を示してきた。

原油ETFのリスク

原油ETFで大失敗

原油ETFで大失敗【その後】

原油ETFで大失敗【その後】から更に3か月たち、投資における本当の失敗原因をもう一度考え直してみた。

原油ETFの価格推移

WTI原油先物価格は75$まで上昇し、原油ETFの価格も200円を超えた。

図に示すように、原油ETFの価格は、下落トレンドとは大きく乖離するが、それでもWTI原油先物価格の上昇トレンドにおいて、小さな下落と上昇を繰り返しながら、トレンドは原油ETF価格の上昇方向に少しずつずれて行っている。

以前原油ETFの価格が買値の150円に戻るには、WTI原油先物価格が60$以上になる必要があると考え、実際60$で150円まで戻り、そしてWTI原油先物価格は75$を超えてきた。

何が失敗か?

原油ETFの価格が、原油先物価格と比例して変化しないことを知らずに投資したことが大失敗のもと、良く知らない商品に手を出したことが失敗の原因だと書いたが、それ以外にも原油ETFの取引では失敗をしていることに気づいた。

元々原油価格は70$程度までは戻るという考えで投資して、時間はかかったが実際にその通りになった

本来ならば150円で購入したものが、200円まで回復したのだから、それ相当の利益を上げられたはずである。

実際には、120円から売却を始めたので、合計ではプラスになったものの、大きく利益を得ることは出来なかった。

結局、始めに大きく含み損を抱えた段階で、精神的に失敗してしまったと思い込み、原油ETFの価格が戻る途中で、含み損を早く、少しでも少なくしたいという、精神的な思いで売却を進めてしまった。

じっと200円になるまで待ち続けられず、取ったリスクに対して、得られた利益は小さいものにしかならなかった。

まとめ

失敗は2つで、きちんと理解していない投資商品に手を出したこと。

損を早く少なくしたいという、精神的なプレッシャーに負けて、得られる可能性のあった利益を得られなかったこと。

早く失敗の経験を活かして、タフな投資が出来るようになりたいものだ。

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