スシロー(3563)売買での失敗からの学び

失敗談

いつもワクワクを追い求めているスロー親父です。

スシロー(3563)の売買での失敗を分析して、今後の投資にその経験を活かしたい。

スシロー(3563)の売買履歴

スシローの株は、新型コロナの影響で株価が急落した3月に1777円で200株取得した。3月31日に株式分割が行われたので、株数は200株⇒800株となった。

5月21日に株価が2250円(26%増)になったところで、全株売却し、7月13日に2438円で100株再購入した。

スシロー(3563)の株価チャートと売買履歴

売買時の考え方

3月下旬の購入時、スシローのPERは26倍で、やや買われすぎで株価は高めと考えていたが、株式分割前で、新型コロナの影響で株価が下落していることもあり、200株購入した。

5月に売却したのは、株価は購入時から約26%上昇し、もともと株価が高めと考えていたので、利益確定のため全株売却した。

その後株価は更に上昇し、売却が早すぎたことが分かったので、5月の売却価格より下がったら買い戻そうと待っていたが株価は下がらず、仕方なく100株だけ売却価格より188円高く購入した。

更に株価は上昇したため買うチャンスは無く、100株だけ保有したまま、黙って株価の上昇を眺めていた。

振り返れば、買い増す機会はあったのかも知れないが、ここまで株価が上昇することは全く想定できなかった。

失敗の分析

第一の失敗は、利益確定の売却が早すぎたこと。売却後の5月27日に「回転寿司スシローは買いか?」で、5年後の株価を分析しているが、PER26倍は株価が高いと考えている。それでも5年後の株価を2834円と想定しているので、まだ売却すべきではなかった。利小損大の典型例といえる。

第二の失敗は、ファンダメンタル分析で、PER26倍を高いと考えていたこと。現在の株価は約59倍となっている。

売買時のPER

企業にもよるが、通常26倍のPERは高めと思うが、業績だけでなく人気のある企業はPERが50倍以上になることもある。従って、株価を予測するには業績の分析だけでなく、人気度を考慮する必要がある。

スシローの人気度は、業績が毎年良くなっていることもあるが、企業の認知度と株主優待が影響しているのではないか。

スシローはTVコマーシャルでもよく見るし、全国どこにでもあり、子供が喜ぶメニューも豊富で、家族層に人気だ。株主優待で100株以上保有で、1000円相当の割引券がもらえる。株数に応じて2000株以上なら10000円相当の割引券となる。

流石に現在のPER59倍は高すぎると思っていても、実際に株価はどうなるかの予測は難しい。

今後の投資にどう活かすか?

株価を決める大きな要因が人気度だとすると、ファンダメンタル分析はあまり意味がないとも思えるが、やはりファンダメンタル分析は今後も大切にするつもりだ。

スロー親父の投資方針は中長期保有なので、中長期でみると株価はやはり企業の業績で変化する。

業績をベースにした上で、将来株価の想定をするわけだが、株価に影響する人気度をどう分析したらよいのだろうか。株主優待、配当率、認知度などが考えられるが、一番わかりやすいのが株価である。

簡単なことだが、株価が上昇している企業は人気がある。つまり、株価チャートで株価が上昇している間は、売却してはいけないのだ。

まとめ

株式投資で難しいのが売却のタイミングだが、PERで売却の判断は難しく、株価が上昇している間は、買われすぎで株価が高いと考え、早く利益確定したいと思っても、じっと我慢することだ。

売却のタイミングは人気が無くなった時、つまり株価が下落トレンドになった時となる。従って、下落前の高いところでうまく売却しようなどと思っても、実際にはそんなことは出来ないので、割り切るしかない。

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